花の香りは風に逆らって流れることはない。
花の種は、何処にいくかも分からない場所へ風に運ばれて
そっとそこに花を咲かせるんだ。
だけど 咲き乱れるとは限らないの。
沢山の花の㊥で幸せに囲まれて咲く花もあれば
人知れずひっそりと咲く花もある。
それは、
時間も、人も同じ。
止まることを知らない時間は、
全てを過去に流してしまう。
今、立っているこの場所も
大切な友人達も
いつかは離れて過去になる日がやってくるのかもしれない。
幸せだった日々。
キラキラしてた僕らの空間。
もう②度と戻らない時間が
心の㊥で時折輝いては苦しく切ない気持ちを運んでくる。
時と共に、人は変わってゆくし
時と共に、過去と現在の溝は深まり
大切だった居場所はどんどん手の届かない場所にいってしまう。
仲間たちと笑い合えた日々
はしゃぎ合った場所
もう②度と戻らない場所を
いま同じように想い起こしてる。
出来ることなら、戻りたい。
あの日のあたしたちじゃなきゃあんな楽しい時間作り出せなかったから。
みんながいたからこそ、生まれた場所だったって思うから。
だけど、そんな誰もが
『もう②度と、あんな幸せな瞬間なんて来ない』
なんて言うの。
振り返っては、
無き過去を羨んで、現在を悲しむの。
だからどうか、
お願いだから想い出せる時間だけは、
幸せな気持ちだけ蘇って下さい。
だからどうか、
幸せな時間を振り返る時だけは、
悲しまないで下さい。
大切なものが
昔の時間のせいで壊れてしまうみたいで
幸せだった過去が悲しみに埋もれちゃうみたいで
嫌だよ。
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